SPEAKER

奥野 克巳Katsumi Okuno

文化人類学者

PROFILE

立教大学異文化コミュニケーション学部教授 1962年、滋賀県生まれ。バックパッカーとして、メキシコ先住民テペワノを単独訪問し、バングラデシュで仏僧になり、トルコ・クルディスタンを旅し、大卒後商社勤務を経て、インドネシアを一年間放浪後に文化人類学を専攻。主な著書に、『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人人類学者が考えたこと』(2018、亜紀書房) 、『「精霊の仕業」と「人の仕業」:ボルネオ島カリス社会における災い解釈と対処法』(2004、春風社)、『Lexicon 現代人類学』(2018、石倉敏明と共編著、以文社)、 『改訂 文化人類学』(2014、内堀基光と共編著、放送大学教育振興会)、『人と動物の人類学』(2012、山口未花子、近藤祉秋と共編著、春風社)、『セックスの人類学』(2009、椎野若菜、竹ノ下祐二と共編著)、訳書に、レーン・ウィラースレフ著『ソウル・ハンターズ:シベリア・ユカギールのアニミズムの人類学』(2018、共訳、亜紀書房)、エドゥアルド・コーン『森は考える:人間的なるものを超えた人類学』(2016、共監訳、亜紀書房)など。

SCHEDULE

基調講演3
「文化人類学と現"在"美術からみる「ポストヴィレッジ」そして「メタシティ」」
1月19日(土) 11:20 - 12:50

宇川直宏(現”在”美術家)
奥野克巳(文化人類学者)

ボルネオ島の狩猟採集民プナンと生活を共にしつつアニミズムを考えてきた文化人類学者 奥野克巳 氏と、文化庁メディア芸術祭審査委員やアルスエレクトロニカの審査員をつとめ、共同体を意味するCOMMUNEのネクストレイヤーを目指したライフログ的ファイナルメディア=「DOMMUNE」を運営する現"在"美術家 宇川直宏 氏による対談。未開民族/未接触部族を参照しながら対談し、都市や地域コミュニティ、もしくは民族、集落を考えながらMETACITYを浮き彫りにしていく。